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ツバル、テオ氏を新首相に選出 台湾に友好的な立場 外交部「心から祝福」

2024/02/26 14:47
外交部庁舎内部の様子
外交部庁舎内部の様子

(台北中央社)中華民国(台湾)と外交関係を有する南太平洋の島国ツバルの議会で26日、フェレティ・テオ氏が新首相に選ばれたのを受け、外交部(外務省)は同日、「心からの祝福」を表明した。同部は、テオ氏は台湾に友好的な立場を取っていると説明。テオ氏からは両国の友好関係は安定的で固く、両国政府は今後も引き続き実質的な協力を推進していくとの考えが示されたと明らかにした。

ツバルでは先月26日に総選挙(定数16)が行われ、親台派のカウセア・ナタノ首相(当時)が落選。同15日に台湾と断交したナウルに続き、ツバルも台湾との外交関係を断ち、中国に乗り換える可能性が指摘されていた。

外交部によれば、新首相に選出されたテオ氏はかつて台湾を複数回訪れたことがある。テオ氏は、台湾との外交関係を支持することは長年来、ツバルの各界の共通認識になっているとの考えを示し、ツバルは今後も一貫した立場で台湾の国際参加拡大を支持していくと表明したという。

新首相選出を受け、駐ツバル中華民国大使が政府や台湾の人々を代表してファラニ総督とテオ氏に祝意を示し、蔡英文(さいえいぶん)総統からの祝電を送った。外交部の田中光(でんちゅうこう)政務次長も近日中に総統特使としてツバルを訪れ、新政権への祝意と支持を伝えるとしている。

台湾とツバルは1979年に外交関係を結んだ。外交部はツバルとの関係について、国交樹立45年来、両国の友好関係は安定的だとし、双方の関係は民主主義や自由、人権の尊重、法の支配といった普遍的価値を基礎として築かれており、密接で友好的だと強調した。

(游凱翔/編集:名切千絵)

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