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蔡総統、米下院中国特別委員会の訪問団と会談 二重課税排除法案の早期成立願う/台湾

2024/02/22 14:51
米下院「米国と中国共産党の戦略的競争に関する特別委員会」のギャラガー委員長(中央)と握手を交わす蔡総統(総統府提供)
米下院「米国と中国共産党の戦略的競争に関する特別委員会」のギャラガー委員長(中央)と握手を交わす蔡総統(総統府提供)

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は22日、米下院の「米国と中国共産党の戦略的競争に関する特別委員会」で委員長を務める共和党のマイク・ギャラガー下院議員率いる超党派訪問団と総統府で会談した。蔡総統は、米下院で先月末に可決された米台間の二重課税排除を加速する法案に触れ、早期成立を望む考えを示した。

外交部(外務省)や米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)によれば、民主、共和両党の議員5人からなる訪問団は22日から24日まで台湾に滞在する。一行は頼清徳(らいせいとく)副総統や蕭美琴(しょうびきん)次期副総統らとも会談し、台米関係や地域情勢などについて意見を交換する。同委員会の訪問団の訪台は昨年の発足以来初めて。

蔡総統は、ギャラガー氏らは実際の行動で台湾の民主主義に対する米国の固い支持を表明し、台米間の緊密なパートナー関係を浮き彫りにしたとたたえた。その上で、米国の政府や議会が国防権限法などを通じて台湾の防衛力強化や民主主義と自由の防衛、地域の平和を守ることに協力していることに感謝した。また、二重課税排除加速法が成立すれば、台米双方の企業投資にさらなる隙間を生み出すことだろうと期待を寄せた。

ギャラガー氏は、今回の訪台は台湾に対する米国の超党派の支持を示すものだと言及。蔡総統の指導力に感謝し、そのおかげで台湾と米国の関係はますます強く、盤石になっていると述べた。

(温貴香/編集:名切千絵)

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