(台北中央社)与党・民進党の派閥「新潮流」事務所の段宜康総幹事は17日、声明を発表し、同派閥に所属していた次期総統の頼清徳(らいせいとく)副総統について「もう新潮流のメンバーではない」と明らかにした。総統の職位に対する尊重に基づいたとしている。
声明では、頼氏とは話し合いで一致したと説明。総統は国家の元首だけではなく、政府をけん引し、国政をつかさどる重責を担うとし、党内では団結の象徴であるとした。
段氏は報道陣の取材に、頼氏とは13日の選挙前から話し合っていた強調。頼氏が総統となれば、新潮流のメンバーではない方が国家のためになるとの認識を示した。
頼氏は5月20日に総統に就任する。