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日華懇・古屋会長「台湾支援の関係国との連携強化が大切」=訪台最終日インタビュー

2024/01/16 19:08
中央社の取材に応じる日華懇会長の古屋圭司衆院議員
中央社の取材に応じる日華懇会長の古屋圭司衆院議員

(東京中央社)台湾を訪れていた日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)会長の自民党・古屋圭司衆院議員は15日、台北で中央社の取材に応じ、今後は日本と台湾の関係が「さらに大切になってくる」とした上で、米国やオーストラリア、欧州連合(EU)など、台湾を支援する国々との連携を強化することが重要だと述べた。

古屋氏は日華懇幹事長代行の自民党・金子恭之衆院議員と共に、13日から3日間の日程で台湾に滞在。期間中は蔡英文(さいえいぶん)総統や13日の総統選で当選した頼清徳(らいせいとく)氏らと面会した。両氏にはそれぞれ、日本を訪れてほしいと伝えたという。

今後の台日間の安全保障については、軍事面だけでなく経済の安全保障も大切だと強調し、半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に建設している工場に、日本政府が5千億円規模の投資をしていることに言及。これからの時代では半導体が不可欠だとした上で、日本に拠点を設けて半導体の安定的な供給や機密保持ができるようにすることは、経済の安全保障の点で非常に重要だとの考えを示した。

13日夜には頼氏陣営の集会に足を運んだ古屋氏。頼氏の勝利が確定した時の現場は「すごい熱気」だったとし「日本では考えられない熱量」を感じたと話した。

同日に上川陽子外務大臣が頼氏に対して祝意を伝えたことは「大臣が単独の判断でこのような発言はしない」とし、政府の意思として行ったとの見方を示した。内政干渉だと主張する中国側の抗議については「想定の範囲内」だとした上で「内政干渉だとは思っていない」と述べた。

(楊明珠/編集:田中宏樹)

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