(台北中央社)海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)金馬澎分署は25日、同日早朝に中国福建省に近い金門周辺海域に巡視艇3隻を派遣し、中国海警局の船4隻を、中国船の未許可での進入を禁じている制限水域から退去させたと発表した。
同分署によると、海警局の船は2隻1組で2方向から制限水域に進入したという。進入した時間は午前6時から同8時までだったとしている。
海巡署は、海警局の船が故意に編隊を組み金門側の水域に進入したことについて、嫌がらせの意図は明らかだと主張。このような行動は金門や中国・アモイの人民感情をつなぐことに寄与せず、両岸(中国と台湾)の対等な交流にとってプラスにならないとし、中国に対して地域の平和と安定の重要性をしっかりと認識するよう呼びかけた。
(編集:齊藤啓介)