(台北中央社)交通部(交通省)は4月の東部沖地震の影響で打撃を受けた東部・花蓮県や台東県など東部地域の経済活性化を図ろうと、台湾鉄路(台鉄)が5日間乗り放題になる周遊パス「Taiwan Pass台鉄花蓮版」を7月1日に発売する。販売は9月30日までで、数量限定。2人同行で1人が無料となる。最初の利用時には台鉄東部幹線の指定区間で座席指定をすることが条件となっている。
Taiwan Pass台鉄花蓮版には台鉄の5日間周遊券に加え、台湾の主要MRTシステムのうちいずれか一つのチケットと、観光路線バス「台湾好行」の指定4路線のうちいずれか1路線の往復券が含まれる。台鉄は指定席、自由席を問わず、期間内は無制限に利用できる。価格は1セット2800台湾元(約1万3750円)で3500セット限定。使用期限は11月末まで。最初の使用には頭城(宜蘭県)ー大武(台東県)の間での座席指定が必要となる。
また7月から12月末まで、花蓮・台東地区の空港を利用する域外チャーター便に対し、奨励金を出す。日本地区は1機につき42万元(約206万円)、韓国や東南アジア(フィリピンを除く)は同36万元(約177万円)、香港・マカオ、フィリピン、その他の国、大陸地区は同30万5000元(約150万円)を給付するとしている。