(台北中央社)NHK交響楽団(N響)の台湾公演が8月に台北、中部・台中、南部・高雄の3都市で開催される。N響と台湾フィルハーモニック(国家交響楽団、NSO)が主催し、台湾出身のバイオリニスト、黄俊文(ポール・ホアン)さんがソリストとして登場する。
文化コンテンツによる外交のソフトパワー構築などを狙う文化部(文化省)の「文化黒潮計画」が公演を支援する。
NSOの郭玟岑執行長は中央社の取材に応じ、今回の公演は昨年から計画を始め、双方の度重なる討論の末に実現したと言及。一部の楽器についてNSOが支援する予定だと話した。
N響によれば同団の台湾公演は1971年、2016年に続き3回目。台北以外の都市で開催するのは今回が初めてだという。指揮は同団首席指揮者のファビオ・ルイージさん。3公演ともチャイコフスキーの交響曲第5番など3曲を演奏する。
公演は8月23日に台中国家歌劇院で、同24日に高雄の衛武営国家芸術文化センターで、同25日に台北の国家音楽ホールで開催される。