統一地方選/統一地方選前夜 台北市長3候補が最後の追い込み/台湾

2022/11/25 23:39:44
民進党支持者らの声援に応える(左から)蘇貞昌行政院長、蔡英文総統、同党の陳時中・台北市長選候補
民進党支持者らの声援に応える(左から)蘇貞昌行政院長、蔡英文総統、同党の陳時中・台北市長選候補

(台北中央社)統一地方選の投開票前夜となる25日夜、南部・嘉義市を除く各県市の首長候補が最後の追い込みに入った。首都に当たる台北市では大雨の中、主要3候補が大型集会を実施し支持を訴えた。

与党・民進党候補の陳時中(ちんじちゅう)前衛生福利部長(保健相)は台北駅に近い選対本部の前で、最大野党・国民党候補の蒋万安(しょうばんあん)前立法委員(国会議員)は台湾セメント松山工場跡地隣の駐車場で、無所属候補の黄珊珊(こうさんさん)前台北副市長は市政府庁舎前の広場で集会を開き、それぞれ数万人(各陣営発表)を集めた。

民進党の党主席(党首)を兼務する蔡英文(さいえいぶん)総統は、「投票に行けば勝てる」「鉄人部長(大臣)を鉄人市長にしてあげよう」などと述べ、陳氏への支持を呼びかけた。陳氏は保健相時代の後半、政府の新型コロナ対策本部長として不眠不休で対応に当たったことから、「鉄人部長」と呼ばれた。

蒋介石初代総統のひ孫に当たる万安氏は、「一緒に台北の誇りと結束を取り戻そう」「準備ができた」と話し、国民党にとって8年ぶりの市長職奪回に自信を示した。

黄氏を推す野党・民衆党主席の柯文哲(かぶんてつ)台北市長は、「この都市は(二大政党の枠にとらわれない)自由な市民のものだ」とした上で「黄珊珊を市政府に帰そう」と語気を強めた。

統一地方選は22県市の首長や議員らを選ぶ4年に1度の選挙。2024年1月に行われる総統選の前哨戦に位置付けられる。今回は嘉義市長選の候補者の死去に伴い、同市長選のみ投票日が来月18日に延期された。

(劉建邦、陳怡璇、蕭博文/編集:羅友辰)

支持を訴える最大野党・国民党の蒋万安氏(マイクを持つ男性)
支持を訴える最大野党・国民党の蒋万安氏(マイクを持つ男性)
柯文哲台北市長(眼鏡の男性)が推す無所属の黄珊珊氏
柯文哲台北市長(眼鏡の男性)が推す無所属の黄珊珊氏
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