中部・台中市の養豚場でアフリカ豚熱(ASF)の感染が確認され、台湾では22日からブタの移動や食肉処理の禁止措置が取られている。この影響で、中部・彰化県で肉団子をでんぷんの皮で包んだ「肉円」(バーワン)を販売する有名店2店は26日、翌日からの一時休業を発表した。
禁止措置は27日までの予定だったが、ウイルスの潜伏期間などを鑑み、11月6日まで延長された。
彰化県の肉円店の多くは、食肉処理をした後、冷凍や冷蔵をしていない豚肉を使用するという。有名店の一つ「阿璋肉円」は報道陣の取材に対し、店にある肉がなくなるため、27日から休業する予定だと言及。営業再開は早くても11月8日になると話した。
別の有名店「阿三肉円」も26日、フェイスブックで翌日からの休業を告知。毎日、業者から決まった大きさにカットされた豚のもも肉を仕入れて使用しているため、短期的に冷凍肉で代替するのは難しいと説明した。同店も営業再開は11月8日の予定だとした。

