超高層ビル「台北101」の運営会社は6日、同社で好調な売上を記録した人気商品の発表会を行った。さまざまな商品のうち、売上トップに輝いたのは101のカプセルトイで、1カ月で1万個余り売られているという。
台北101のビルや同ビルの球体状の制振装置をかたどったフィギュアに加え、台北市内の中正記念堂や北部・新北市平溪の名物、スカイランタン(天灯)、南部・屏東県にある鵝鑾鼻(ガランピ)灯台、東部・花蓮県の景勝地、タロコ(太魯閣)国家公園入り口の牌楼など、各地の観光スポットを象徴するフィギュアも見られる。どのフィギュアにも同社のキャラクター「ダンパーベイビー」が寄り添っている。
メディアの取材を受けた同社商場事業処の方君之最高執行責任者(COO)によれば、消費の主力となっているのは台湾人客で全体の約5割を占めた。欧米からの観光客は2位で、3位は日本人観光客だった。欧米人観光客がジグソーパズルや組み立てブロックなど、単価の高い商品を好んで購入するのに対し、日本人客はチョコレートやミント菓子、パイナップルケーキをよく買っているとか。