台湾原住民(先住民)族タイヤル族の文化を紹介する北部・新北市の烏来タイヤル民族博物館が、欧州を訪問して現地の博物館と交流を図る計画を進めている。台湾文化をアピールする他、博物館の運営に関する経験を学び、台湾原住民族と世界の博物館との架け橋を構築したい考えだ。
新北市市政府原住民族行政局のシク・ヤワイ局長は2日、中央社の取材に、今年の予算は昨年より2千万台湾元(約9540万円)多くなったとし、言語の伝承や演劇コンテストの開催、スポーツ選手の育成などの推進に引き続き取り組むと説明。原住民族委員会や文化部(文化省)と共に欧州で交流し、世界の人々に台湾原住民族とオーストロネシア語族が伝えてきた知恵と文化を知ってもらいたいと語った。