(宜蘭県中央社)中華クジラ・イルカ協会(中華鯨豚協会)は3日、北東部・宜蘭県の無人島、亀山島で今年3月初めに座礁した体長10.5メートルの鯨類の死骸について、世界で2番目に大きい海洋哺乳類であるナガスクジラだったことが分かったと明らかにした。台湾でナガスクジラが完全な状態で確認されたのは初めて。
同協会のフェイスブックの投稿によれば、今年2月12日、同県頭城の大渓漁港沖で大型鯨類が漂流していると連絡があった。現場近くに駆けつけた職員は漂流の様子を空から撮影。表皮が脱落していないことから死んで間もない個体と推測していた。
3月3日には亀山島北側の海岸で座礁しているのが見つかり、同27日、政府関係機関の協力を得た同協会の関係者が同島に上陸。個体からサンプルの収集に成功した。性別の確認はできなかったものの、若いクジラだったことが分かった。
ナガスクジラは国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種をまとめた「レッドリスト」では絶滅の危険が増大している種を示す「危急」(UV)に分類されている。