台湾各地に爪痕を残した台風21号が遠ざかり、台風一過となった1日、台北市では倒木や看板落下、トタン屋根が飛ばされるなどの被害が確認された。市中心部の信義区では、道路脇の倒木の影響で車道の利用を余儀なくされたランナーの姿も見られた。
台風21号は先月31日、東部・台東に上陸し、各地に停電や倒木、冠水、土砂災害などの被害をもたらした。中央気象署(気象庁)によれば、台湾本島はすでに台風21号の強風域を抜けたことから、同署は1日午前11時30分に陸上台風警報を解除した。
中央災害対策センターの統計によると、1日午前8時30分までに台風21号により、台湾全土で2人が死亡、515人が負傷した。
(編集:荘麗玲)