パリ五輪で金メダルに輝いたボクシング女子の林郁婷選手が4日、教育部(教育省)から「反いじめ大使」に任命された。自らの経験を共有して「いじめは間違っている」と人々に知ってもらうことで、いじめ撲滅に貢献したいと語った。
五輪期間中、インターネット上などで性別を巡った根拠なき言葉の攻撃にさらされた林選手。最後までやり遂げられたのは、台湾に支えてくれる人がたくさんいることを知っていたからだと明かした。大使の責務はとても重大だとし、いじめは学校や職場、家庭などありとあらゆる場所で発生していると言及。より平和で健康的な社会環境を人々に与える助けになればと決意を示した。
鄭英耀(ていえいよう)教育部長(教育相)から委任状が手渡された。曽自強コーチも出席した。