高接ぎナシの栽培が盛んな中部・苗栗県でナシの収穫最盛期を迎えている。甘くてみずみずしい旬の味を楽しむため、毎年この時期になると、多くの人が県産ナシを買い求めてやってくると県はアピールしている。
苗栗は台湾にとって重要な高接ぎナシの産地で、毎年7~8月に収穫の最盛期となる。鍾東錦(しょうとうきん)県長によれば、栽培面積約1200ヘクタールで、年間生産量は2万6000トンに達する。主な生産地は頭份市、三湾郷、大湖郷、卓蘭鎮、銅鑼郷、南庄郷、三義郷など。
県産ナシの品質の向上を図り、同県は毎年ナシの品評会を開催。18日には入賞農家の表彰式が開かれた。20日には県産ナシの展示販売も実施。これを皮切りに、台湾各地での苗栗産ナシを楽しむ関連イベントが行われる。
同県によれば、来月3~4日は台北市の花博公園で、同9日には同県大湖郷で、同29~30日には台北駅周辺で県産ナシの展示販売や品評会などが開催される。