(台北中央社)旧正月(春節)の29日、頼清徳(らいせいとく)総統は各地の寺廟を参拝する3日間の春節行事をスタートさせた。頼氏は早朝、「Taiwan」の文字があしらわれた赤色のパーカで台北市の龍山寺や保安宮を訪れ、詰め掛けた人々に1台湾元(約4.7円)玉入りの福袋(お年玉)を配布した。
頼氏は保安宮でのあいさつで、「目下の国際情勢の変化はスピーディーで、国内でも大きな挑戦に直面している」とし、「全力で臨み、国家の生存、発展を守る」と力を込めた。
頼氏はこの日午前、故郷の北部・新北市万里や基隆市の寺廟にも足を運んだ。午後には地盤の南部・台南市に移動し、市内の寺廟3カ所を巡る。
頼氏が着用したパーカは、台湾プロ野球リーグ、中華職業棒球大聯盟(CPBL)と総統府のコラボレーションで特別に生産されたもの。消息筋によれば、将来的に量産される予定だという。