台湾原住民(先住民)族が話す言語の能力認定試験が2日、台湾各地の会場で行われた。台北地区で会場となった金甌女子高校には原住民族委員会のイチャン・パルー主任委員(大臣)が訪れ、受験生を励ました。
同委によると、受験志願者は4歳から88歳までの2万3847人。中高級試験の受験者のうち、最年少は8歳の小学生で、学校の授業で原住民の言葉を習う他、家庭でも家族と原住民の言葉で会話しており、4月には中級に合格したことから、さらに難易度の高いレベルに挑戦しようと思い、受験したという。
試験は年に2回実施。イチャン・パルー氏は、今年は7歳以下の受験生が55人いたとし、過去最多だと語った。