台湾科技大学(台北市)の研究チームはこのほど、他大学の教員や学生と共同で、高齢者向けのボードゲームを開発した。同大が16日に発表した報道資料によれば、楽しみながら感覚機能や記憶力を訓練できるという。
開発に関わった同大の学生によれば、ゲームは5色の球を打ち、盤面上の同じ色の部分に移動させると球を獲得できるというルール。決められた色の球を先に集めれば勝ちとなる。盤面は摩擦力が異なる複数の材質で作られている他、球もそれぞれ触感が異なるため、力加減を工夫したりや球の色ごとの特徴を覚えたりすることが期待できるという。
計画に携わった清華大学の董芳武教授によれば、軽度の認知症を患っている人に適している。