台湾海峡の離島、澎湖県にある農業部(農業省)水産試験所澎湖漁業生物研究センターが、高齢者に向けに高級魚のハタを豆腐に混ぜた商品を開発した。22日には同県馬公市内で発表会が開かれ、試食した高齢者はおいしいと太鼓判を押した。
70歳代の女性は柔らかい食感で豆腐と海鮮の味がすると絶賛。高齢者にぴったりで、栄養があって健康的だと語った。
同センターは、今年6月に県が発表した統計で、澎湖に暮らす65歳以上の高齢者が2万人近くに達していることが分かったと指摘。健やかに老いることや健康を維持する暮らしに対するニーズに応じて研究開発したと説明した。この日は、減塩ののりの佃煮も合わせて発表された。
(編集:齊藤啓介)