中部・雲林県古坑郷の農会(農協)は21日、同農会が開発した県産パイナップルの加工品を発表した。生産農家が抱えている供給過剰と需要停滞の問題を解決するのが狙い。
同県政府農業処の魏勝徳処長はメディアの取材に対し、古坑郷は県におけるパイナップルの主な産地だと紹介。栽培面積約900ヘクタール、年間生産量約5000トンだが、生果のままでは販売しきれないと語った。
会場となる地元の緑のトンネル市場「古坑緑色隧道」ではこの日、蜂蜜入りパイナップル酒と蜂蜜入りパイナップルジャムの2種類の加工品が発表された。新鮮なパイナップルも販売され、消費者たちがより多くのルートで高品質のパイナップルを体験できるよう、流通やネットショップ担当、インフルエンサーなどによる試食も実施され、好評を得たという。
魏処長は良質な古坑産パイナップルを使用した加工品も質が良いとして購入を呼びかけた。