北部・新北市にある盲導犬の育成施設「恵光盲導犬学校」でこのほど、計15頭の盲導犬の赤ちゃんが生まれた。同施設は盲導犬育成のため、パピーウォーカーを募集中。
パピーウォーカーは盲導犬になるために生まれてきた子犬を生後約2カ月から約1年間、家族の一員として迎えるボランティアのこと。子犬は人と共に暮らし、人の愛情や優しさを受け取り、人間社会のルールを学ぶ。
犬に愛情をたっぷり注げることはもちろんのこと、台北、新北、台中、高雄、台南などの大都市在住や移動するための車を持つこと、家族のうち少なくとも1人が24時間体制で子犬の世話ができることなどが育て親になるための条件。
同施設によれば、募集開始後、毎日の応募者数は約10人。だが、審査条件をクリアできるのは10分の1も満たない。
2021年時点で、台湾全土で活躍している盲導犬数は約40頭。一方、視覚障害者は約6万人となっている。