台湾南部に位置する墾丁国家公園国家の海域でさまざまな種類のサンゴの一斉産卵が始まった。夜の海に大量の卵が放出され、神秘的な光景が繰り広げられている。
同海域内には500種類以上のサンゴが生息している。繁殖の成功率を高めるため、複数種のサンゴが決まった時期に同調的に精子と卵子を水中に放出する。毎年旧暦3月23日(今年は5月12日)前後にピークを迎え、新しい命が満天の星空のように降り注ぐ。
より多くの人々にその感動を味わってもらおうと、同国家公園は今年も園内に位置する国立海洋生物博物館と連携し、両機関のフェイスブックページからサンゴの産卵シーンのライブ配信を行う。実施日は4月14~15日、5月12~13日の夜9時~9時半。
ちなみに旧暦3月23日は航海の女神「媽祖」の誕生日に当たる。