(台北中央社)北海道日本ハムファイターズは3月1、2日、台北市の台北ドームで、台湾プロ野球、中信ブラザーズと統一ライオンズの2球団と交流試合を開催する。記者会見が27日、台北市内で行われ、日本ハムの新庄剛志監督は、台湾式の応援を楽しみにする気持ちを示した。
新庄監督は、昨年、沖縄でキャンプをしている際に、台湾にできた新球場で巨人が台湾の球団と試合しているというニュースをテレビで目にしたと明かし、「ものすごく腹が立ちました」と冗談交じりに語り、報道陣の笑いを誘った。「台湾と一番仲がいいのはファイターズだろう」との思いから翌日、フロントに「来年は必ずファイターズがこの素晴らしい球場でやりたい」ということを伝えたと明かし、実現に「うれしい」と喜んだ。台北ドームは2023年12月に開業。昨年3月に行われた巨人と台湾プロ2球団の親善試合は、台湾野球史上最多観客数の3万7890人を記録するなど大盛況となった。
また先日、台湾プロ野球、味全ドラゴンズと沖縄で交流試合をした際に、台湾の応援を直に体験したと語り、「ずっとベンチで踊ってました」と笑顔。自身のチームの応援にも取り入れたいと意欲を見せ、「(来月1、2日の試合では)さらにすごい応援が聞けると思うので、メモっておきます」とちゃめっ気たっぷりに話した。
日本ハムには孫易磊投手や古林睿煬投手など台湾出身選手が複数在籍しており、孫は1日の統一戦に先発する。新庄監督は、2日の中信戦では「古林に投げさせたかった」としつつ、最後の最後まで検討した結果、今季の試合で欠かせない存在になることを考慮して登板を見送ったと説明し、台湾のファンに詫びた。