アプリで読む
ダウンロード

台湾南部で激しい雨の恐れ 4県市で休業休校措置 交通に乱れも

2025/07/29 14:14
29日午前7時50分ごろの気象衛星画像=中央気象署(気象庁)の公式サイトより
29日午前7時50分ごろの気象衛星画像=中央気象署(気象庁)の公式サイトより

(台北中央社)中央気象署(気象庁)によると、29日は南西からの季節風や台風8号の外側の雲の影響で、各地で大気の状態が不安定となり、中部や南部で雨脚が強まった。今後も激しい雨などの恐れがあるとしている。南部の嘉義県、台南市、高雄市、屏東県では休業休校措置が取られた。鉄道や船の運航にも影響が出ている。

嘉義県や台南市後壁区、中部・雲林県水林郷では28日にも休業休校措置が取られた。後壁区では午前に激しい雨が降り、一部の道路が約50~60センチ冠水した他、一部の住宅では浸水被害が出た。台南市の黄偉哲(こういてつ)市長によると、同区では高齢者数人が避難したという。また高雄市の陳其邁(ちんきまい)市長によれば、六亀、那瑪夏、甲仙、茂林、桃源各区で少なくとも1572人が避難した。

南部・嘉義市や嘉義県などを走る阿里山林業鉄路は28日から3日間、全線で運休している。交通部(交通省)航港局によると、海の便は29日、7路線53便で欠航したり、欠航が決まったりした。

気象署は、30日には南西からの季節風の影響により、中部や南部で雨や雷雨、激しい雨などとなり、南部では24時間雨量が200ミリまたは3時間雨量が100ミリ以上に達する恐れがあるとして注意を呼びかけている。

(楊思瑞、張已亷、黄国芳、余暁涵/編集:齊藤啓介)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
117