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台湾野球殿堂に選出の近藤兵太郎 レリーフがお目見え 外国人として初めて

2024/08/06 19:13
外国人として初めて台湾野球殿堂入りした近藤兵太郎(ウィキメディアコモンズから)
外国人として初めて台湾野球殿堂入りした近藤兵太郎(ウィキメディアコモンズから)

(台北中央社)台湾の野球殿堂「台湾棒球名人堂」に関する資料を展示する北部・桃園市の野球関連施設で5日、2024年の殿堂入りを果たした5人のレリーフの除幕式が行われた。このうちの一人は1931(昭和6)年に台湾南部・嘉義の嘉義農林学校(現嘉義大学)野球部を全国中等学校優勝大会(夏の甲子園)準優勝に導いた日本人監督の近藤兵太郎(1888~1966年)。同施設に初めて外国人のレリーフが飾られた。

近藤は嘉農の甲子園準優勝を描いた映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」(2014)で主役として取り上げられ、俳優の永瀬正敏が演じた。

野球殿堂の関係者は中央社の記者に対し、近藤は常に候補に挙がっていたと明かした。昨年、関係者が甲子園球場を訪れた際に多くの関連資料を手に入れ、その後の選出会議で満場一致で近藤の入選が決まったという。

除幕式には戦後の近藤の教え子である亀田健さんが出席し、近藤の子孫のメッセージを代読した。

(陳容琛/編集:田中宏樹)

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