(高雄中央社)今季から台湾プロ野球の1軍に参入する台鋼ホークスは18日、チームの初代主将に元日本ハムの王柏融外野手が就任したと発表した。洪一中監督は「貫禄があってみんなを引っ張ることができるからだ」と説明した。
台鋼は2022年、リーグに加盟し、昨季は初参戦の2軍で優勝した。本拠地の南部・高雄市では17日、1軍参入に向けた記者会見が開かれ、出席した蔡其昌会長(コミッショナー)は「2年で台湾一になって」とげきを飛ばした。
会見では新しいユニホームの他、コーチ陣のメンバーも正式に発表された。1軍打撃コーチのルイス氏(元巨人)や同投手統括コーチの横田久則氏(元西武)など日本球界でプレー経験のある人が複数いる。
助っ人としては元中日の笠原祥太郎、元BCリーグ埼玉の小野寺賢人の2投手を獲得。小野寺は昨年の台湾ウインターリーグにも台鋼の一員として出場し、12月17日の決勝では8回2/3を1失点に抑える好投でチームの初優勝に貢献した。
18日からスタートした春季キャンプには、元オリックスの張奕投手が「テスト生」として参加している。