(台北中央社)オプショナルツアー予約プラットフォームを展開する「KKDAY JAPAN」(KKday)は、カカクコムが運営する日本最大級の飲食店検索・予約サービス「食べログ」と戦略的提携を締結し、日本全国4万2000店舗以上のグルメ・飲食店予約のサービスを開始した。台北市内で15日、記者懇親会を開き、発表した。訪日台湾客のニーズを取り込み、商機獲得を狙う。
交通部観光署(観光庁)の統計によれば、今年1月から8月までに日本を訪れた台湾人は約410万人に上った。KKdayによれば、訪日台湾客の日本滞在日数は平均6日以上で、15%が3~6カ月以内に日本を再訪しているという。
KKdayによると、今年第1~第3四半期(1~9月)に日本での食体験に関する検索数は前年同期比で40%増加した。中でも「オンライン予約ができる食体験」の検索が大幅に増えているという。そこで、食べログと提携し、訪日旅行者向けの飲食店オンライン予約サービスの導入を決めた。中国語、英語、韓国語、タイ語などに対応する。
懇親会に出席したKKDAY JAPANの大淵公晴日本支社長は、今後も食べログとのパートナーシップをさらに強化し、旅行者に「新たな価値と体験を提供していく」と意欲を示した。カカクコムの鴻池拓・上級執行役員食べログカンパニー長は、今回の提携によって、訪日旅行者はあまり知られていない魅力的な地域やジャンルにもアクセス可能になると紹介。「日本での旅がより多彩で充実したものになることだろう」とアピールした。