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台湾の航空機メーカー、約330億円の長期契約結ぶ 英の航空ショー

2024/07/23 17:07
欧州のエンジンメーカーとエンジンパーツに関する契約を結んだ漢翔航空工業の馬万鈞総経理(社長、手前左)=漢翔提供
欧州のエンジンメーカーとエンジンパーツに関する契約を結んだ漢翔航空工業の馬万鈞総経理(社長、手前左)=漢翔提供

(台北中央社)台湾の航空機メーカー、漢翔航空工業が、22日から英国で開催中のファーンボロー国際航空ショーに出展し、初日に欧州のエンジンメーカーとエンジンパーツに関する複数の長期契約を結んだ。同社が23日、明らかにした。見込まれる売上高は約70億台湾元(約330億円)になるとしている。

同航空ショーは2年ごとに開催され、今回は26日まで開かれる。漢翔は、国際的な航空旅客輸送は力強く回復しているとした上で、航空機エンジン事業のニーズなどが安定して増加していると強調。さらなる売り上げが望めるとした。

今回の契約にはエアバスのA350型機やA330neo型機、ボーイング787型機、次世代ビジネスジェット機などのエンジンパーツが含まれるという。

漢翔は、客室の通路が2本あるワイドボディー機やビジネスジェット機市場に進出している顧客に合わせ、引き続き欧州のエンジン事業に力を入れると説明。またエンジン製造能力の拡大などを計画しているとし、原材料サプライチェーン(供給網)の垂直統合を通じて市場での競争力を高め、エンジンの整備や修理市場への進出を図りたいとした。

(呉家豪/編集:齊藤啓介)

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