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TSMC/TSMC熊本工場で開所式 創業者の張氏「ウエハー供給網の強靭性高められる」/台湾

2024/02/24 17:47
TSMC熊本第1工場の開所式であいさつする張忠謀氏(共同通信社提供)
TSMC熊本第1工場の開所式であいさつする張忠謀氏(共同通信社提供)

(熊本中央社)半導体受託製造最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は24日、熊本県菊陽町の熊本第1工場で開所式を開催した。TSMC創業者の張忠謀(ちょうちゅうぼう)氏は「(半導体基板の)ウエハー供給網(サプライチェーン)の強靭性(きょうじんせい)をより高められる」と語った。

式典には張氏の他、TSMCの劉徳音董事長(会長)や斎藤健経済産業相らが出席。張氏は同工場の開所は日本だけでなく全世界に影響するとし「日本の半導体生産のルネサンス(復活)の始まりだと信じている」と述べた。

劉氏は日本政府の支援に感謝を表明した上で、環境や社会、ガバナンス(ESG)に配慮して強力な半導体サプライチェーンを提供するとし、100%再生可能エネルギーの使用や地下水の節水、水資源の保全や再利用にも取り組む考えを示した。また熊本では3400人以上のハイテク専門人材の雇用機会を創出するとし、引き続き優秀な人材を募集すると語った。

岸田文雄首相はビデオメッセージを寄せ、半導体について「デジタル化や脱炭素化の実現に不可欠なキーテクノロジーだ」とし、工場の開所は「わが国の半導体産業、ユーザー産業双方にとって大きな一歩だ」と強調。2024年末に着工し、27年末に回路線幅が6、7、40ナノメートル(ナノは10億分の1)半導体の量産を開始する予定の第2工場についても支援を決定したと明らかにした。

工場はTSMCやソニーグループ、自動車部品メーカーのデンソーなどが出資したJASMが運営する。TSMCとしては日本初のウエハー工場で、今年第4四半期(10~12月)には回路線幅が12、16、22、28ナノ半導体を量産する見通し。30年までに熊本や九州地方に数十兆円規模の経済波及効果が望めるとする見方もある。

(楊明珠/編集:齊藤啓介)

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