(屏東中央社)錣山部屋の親方と力士らが9日、南部・屏東県泰武郷の武潭小学校を訪問し、柔道部の児童と交流した。力士は相撲の動きを教えた他、児童との取り組みも行い、相撲の文化や魅力を伝えた。
屏東県伝播・国際事務処の報道資料や同小の校長によれば、児童の多くは台湾原住民(先住民)族パイワン族の子ども。分校を合わせて全校児童は約170人で、そのうち45人が柔道部員だという。同部は創部10年を超えており、これまでに全国大会で優秀な成績を収めている。
力士らは四股の踏み方を児童に紹介。その後の取り組みでは、児童5人で力士1人に立ち向かったものの歯が立たず、さらに児童が力士に担がれてしまい、会場は笑いと拍手に包まれた。
児童からは、毎日食べているものや力士を目指した理由などについての質問も次々に上がった。
力士らは県観光交流協会の招きで、8~9日にかけて同県を初めて訪問していた。