離島・馬祖(連江県)で今月下旬、アートの祭典「馬祖ビエンナーレ」(馬祖国際芸術島)が開かれる。日本人を含む7カ国の芸術家が参加し9つの異なる展示プログラム、65点以上の作品が楽しめるという。
台湾の非政府組織(NGO)中華文化総会と連江県政府が共催し、今年で2回目を迎える。イベントでは韓国やフランス、ドイツ、マレーシア、ルクセンブルクなどからのアーティストの作品も見られる。
京都在住の日本人アーティスト、高橋匡太さんが香川県の高松市立男木小・中学校の子供たちと共同で「雲の故郷へ」と題した作品を出品。雲の形をした風船を子供たちが制作し、勝手に飛ばないように糸を付けて石につなぐ。糸には切符状のカードがついており、上には子供たちの行きたい場所などが書かれるというもの。
高橋さんは馬祖に滞在中、作品を展示する他、石を利用しての親子向けのワークショップも開催予定。馬祖の子供たちに好きな石を持参させ、インスタレーション「雲の故郷へ」を通して日台の子供同士がつながることを目指す。
イベントは今月23日から11月12日まで。