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台湾、参加型地域づくりの貢献者らを表彰 審査員賞に宮崎清千葉大名誉教授

2024/12/21 17:37
李遠文化部長(中央)からトロフィーを受け取る宮崎清千葉大学名誉教授=2024年12月20日、台北市(同部提供)
李遠文化部長(中央)からトロフィーを受け取る宮崎清千葉大学名誉教授=2024年12月20日、台北市(同部提供)

(台北中央社)台湾が1994年から推進している住民参加型の地域づくりプロジェクト「社区営造」に貢献した団体や個人を表彰する文化部(文化省)主催の「第2回社区営造奬」の表彰式が20日、台北市で開かれ、プロジェクトの推進当初から人材育成を積極的に支援し、審査員賞に選ばれた宮崎清千葉大学名誉教授が喜びと感謝を示した。

表彰式の冒頭、李遠(りえん)文化部長(文化相)は、自身もプロジェクトに参加した経験があり、現職就任後初の公務も地域づくりの視察だったとし、「台湾社会のパワーは『社区営造』にある」とあいさつ。地域づくりを文化施設のレベルアップや独立系書店への補助金提供などのプロジェクトと結び付け、対象の地域を価値があるだけでなく、文化がある場所にさせたいと強調した。

宮崎さんは、30年にわたり台日交流促進に取り組み、台湾の地域づくりの発展に重要な影響と貢献をもたらしたことが評価された。

宮崎さんは、「デザインの原点は生活づくり。生活を知らずして地域づくりなんてできません」と強調。この日会場に集まった一人一人が地域づくりを先導し、主人公になって生活づくりをしていることに触れ、「台湾でこんなに素晴らしい地域づくりをしていることを日本政府にきちんと話したい」と語った。

(趙静瑜/編集:齊藤啓介)

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