(高雄中央社)「熊本青少年大使」として熊本県が派遣した小学6年生から高校生までの35人が南部・高雄市を訪問し、7日に現地の児童生徒と交流した。双方の小中学生や高校生が共に授業を受けたり、中華圏の伝統的なこま遊び「扯鈴」や日本のけん玉、パイナップルケーキ作りなどを体験したりして親交を深めた。
高雄市政府教育局が同日、報道資料で知らせた。交流ではまず高雄市の児童生徒がスライドを用いて地域や学校の特色を紹介。その後、小学生、中学生、高校生に分かれ、各校が企画した体験活動に台日の児童生徒が一緒に取り組んだ。
高雄市と熊本県、熊本市の3者は2013年に国際交流促進覚書を締結。14年から新型コロナウイルス流行期を除く毎年、熊本県が県内の児童生徒を高雄市に派遣する形で青少年交流を実施している。
同局の劉静文専門委員は、交流を通じて一人一人が文化の代表であり担い手であることを児童生徒に学び取ってほしいと語った。取り組みはさまざまな国の友人と知り合い、文化を知る機会にもなるとした上で、熊本の青少年に高雄の情熱やグローバル化を感じ取ってもらえればと期待を寄せた。