台湾「唐奨」漢学賞にジェシカ・ローソン氏 中国美術や考古学研究に尽力

2022/06/20 14:05
2022唐奨漢学賞を受賞したジェシカ・ローソン氏(唐奨フェイスブックページより)
2022唐奨漢学賞を受賞したジェシカ・ローソン氏(唐奨フェイスブックページより)

(ロンドン中央社)東洋のノーベル賞を目指して設立された「唐奨」の運営団体、唐奨教育基金会は20日、今年の漢学賞を中国美術や考古学研究に尽力した英オックスフォード大学マートンカレッジ名誉フェローのジェシカ・ローソン氏に授与すると発表した。中国の美術品や文物を、広い視野と研ぎ澄まされた洞察力で研究し、中国文明の奥深さと多様性を示したことが評価された。

ローソン氏は1943年生まれの79歳。94年にマートンカレッジで初の女性トップに就任し、2010年まで在任した。大英博物館にも30年近く勤務し、東洋古美術部門の役職を歴任した。

青銅器や陶磁器、玉器などの工芸品や埋葬文化などを主な研究対象とし、長年にわたり、中国とその精神世界を物質文化の観点から探求して理解を深めた。中国語に翻訳された著書も複数ある。インナーアジアと呼ばれる東アジアと北アジア、中央アジアの内陸地域や西アジア、ユーラシア大陸全体の文化の伝播や中国とこれらの地域の交流の歴史にも詳しい。

ローソン氏は中央社の取材に対し、「この上ない喜びと驚きでいっぱい」だとし、「物質文明の研究者や考古学者として、高い中国語能力が求められる漢学者の一人に見なされるとは思っていなかった」と語った。

新型コロナウイルスの流行前には台湾や中国を頻繁に訪問したと話すローソン氏。もし台湾を再訪する機会があれば、古い廟や建物を見たり、かつての教え子たちに会ったりしたいと期待を寄せた。

さらに研究、鑑賞したい故宮博物院(台北市)の所蔵品はあるかとの問い掛けには、乾隆帝が題字を書いた新石器時代の玉器など、より多くの清朝皇帝の品々に触れてみたいと答えた。

(陳韻聿/編集:齊藤啓介)

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