台湾「唐奨」バイオ医薬賞にワイスマン教授ら3人 新型コロナワクチン開発に貢献

2022/06/19 13:59
第5回「唐奨」バイオ医薬賞受賞者、カタリン・カリコ氏(左)、ドリュー・ワイスマン氏(中央)、ピーター・カリス氏(右)=facebook.com/tangprizeより
第5回「唐奨」バイオ医薬賞受賞者、カタリン・カリコ氏(左)、ドリュー・ワイスマン氏(中央)、ピーター・カリス氏(右)=facebook.com/tangprizeより

(台北中央社)台湾で「東洋のノーベル賞」を目指して始まった「唐奨」を運営する唐奨教育基金会は19日、メッセンジャーRNA(mRNA)分野での研究によって新型コロナウイルスワクチン開発の基礎を築いた米ペンシルベニア大のドリュー・ワイスマン教授ら3人に第5回バイオ医薬賞を贈ると発表した。

共同受賞者はドイツのバイオ企業ビオンテックのカタリン・カリコ上級副社長と、カナダのブリティッシュコロンビア大のピーター・カリス教授。

3氏は新型コロナワクチンの開発につながる重要なワクチン学の概念と方法を発見したことが評価された。

RNA研究に身を投じて25年になるワイスマン氏は受賞について「信じ難い栄誉」だと喜びを語った。元同僚のカリコ氏と共にRNAの研究を開始した当時は、多くの研究者がこの分野に潜在性があるとは考えておらず、キャリアを無駄にしているとさえ思われていたことを明かし、現在の研究の成果に対する誇りを示した。

心臓病学研究や神経外科勤務の経験を持つカリコ氏は、一時は資金が調達できず、バイオテクノロジー研究の道がついえそうになったこともあるという。その際、ワイスマン氏から手が差し伸べられ、研究を継続することができた。カリコ氏はこれまで台湾を訪問したことはないものの、台湾に行けることをとても楽しみにしていると話した。

カリス氏は、脂質ナノ粒子 (LNP)を用いたRNA送達技術研究の先駆者。カリス氏が開発したLNP技術は新型コロナワクチンの開発に大きく貢献した。

唐奨は2年に1度発表される。第5回授賞式は9月23日に開かれる。

(江今葉、程愛芬/編集:名切千絵)

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