(澎湖中央社)海洋委員会海巡署(海上保安庁)艦隊分署澎湖海巡隊は24日、台湾海峡の離島、澎湖県花嶼の北西20カイリ(約37キロ)の海域で、越境操業しているとみられる中国のモーターボートを発見し、追い払ったと発表した。このボートが使用したとみられる漁具やブイなどを回収したとしている。
同海巡隊によると、巡視船と巡視艇が共同で追跡を行い、ボートを花嶼の北西25カイリ(約46キロ)に設定されている、中国船の未許可での進入を禁じる制限水域外へ追い払ったという。
花嶼の南西や西側の浅海域では、台湾側に越境した中国船による操業妨害行為が頻繁に確認されている。同海巡隊は、花嶼南東・七美の南西沖30カイリ(約56キロ)の制限水域外で、甲板にいかだやモーターボートを積載していない多数の中国漁船を確認したとして、パトロールや監視を強化しているとした。
(編集:齊藤啓介)