(台北中央社)国防部(国防省)は16日、同日午前6時までの24時間に、中国の軍用機延べ2機が台湾南西の空域に進入した他、南部・屏東の北西約125カイリ(約230キロ)上空を漂う気球1機を探知したと発表した。
国防部は軍用機延べ15機を探知し、そのうち南西の空域に進入したのは無人機延べ1機と運8対潜哨戒機延べ1機だったと説明。他の延べ13機は中国・福建省の晋江などの空港を離陸した殲10などの主力戦闘機や補助戦闘機だったとした。また軍艦延べ3隻も台湾海峡周辺で活動したとし、軍用機や軍艦、沿岸に設置しているミサイルシステムで厳密に監視し対処したと強調した。
国防部によると、気球1機は15日午後2時20分に高度2万1千フィート(約6400メートル)を漂っているのを探知。同3時9分に姿を消したという。