獣医師が経営する中部・苗栗県の犬の繁殖施設「人人犬舍」で動物保護法違反が発覚した問題。施設から没収され、保護された犬たちの引き取り手が続々と現れている。同県政府動物保護防疫所によれば、今月19日には1回目の譲渡会が行われ、52匹が里親に引き取られた。
同施設は、9割以上の犬に声帯切除手術を行っていた他、飼育環境が規定に合っておらず、高齢な犬や病気にかかった犬に繁殖をさせているなどの問題も発覚した。県は罰金に加え、営業許可の廃止処分を下した。
動物保護防疫所の担当者によれば、保護された犬は273匹。譲渡会では去勢が済んでいる7歳以上の犬が対象となった。残りの犬についても、獣医による去勢が済んで傷口が落ち着いた後、里親を募集する。
チワワを引き取った楊さんは「イレブン」と名付けた。犬にとって新たな生活が始まる11月にちなんだという。


