(台北中央社)第2野党・民衆党の黄国昌(こうこくしょう)党主席(党首)は26日、立憲民主党や国民民主党、参政党、日本維新の会を訪問し、各党の衆参両院議員と交流した。黄氏は訪問後、日本の国会議員選挙では衆参両院ともに比例代表が定数の約4割を占めることに触れ、少数政党により大きな生存の余地があり、高度な多党制の政治環境が形成されているとし、台湾が参考にすべき重要な経験だと述べた。
黄氏は党青年団を率いて、25日から4日間の日程で訪日している。
黄氏は立憲民主党訪問時には、同党の政党文化は人々の生活に寄り添っており、台湾にとって大いに学ぶ価値があると述べた。国民民主党訪問時には、少子化や住宅政策、SMR(小型モジュール炉)による原子力発電、不在者投票制度などに関して意見交換した。
参政党を訪れた際には、同党がいかにしてインターネット上の声を実際の票に変えられたのかについて神谷宗幣代表に聞いた。黄氏は同日夜に東京で行われた同党の街頭演説にも足を運んだ。
日本維新の会訪問時には、同党の改革の精神と民衆党の理念が大いに一致していると述べた。双方の青年は高齢化や地方の発展、国家安全保障などの問題について意見交換し、交流継続に期待を寄せた。