全日本空輸は毎年、台湾で若い世代を対象とした「航空教室」を開催している。東日本大震災の際に台湾から支援が寄せられたことに対する感謝として2013年に始め、今年で14年目に突入した。
同社が25日に発表した報道資料によれば、対象は主に小学生。今年は大学生向けの教室も初めて開いた。
教室では、全日空が機体整備を委託するEGAT(長栄航太科技、台湾のエバー=長栄航空グループ)が協力し、両社の社員が参加者に対して解説を行う。全日空の飛行機を間近で紹介するだけでなく、グランドスタッフや客室乗務員、整備士の日々の仕事を紹介するという。
全日空台北支店の古牧海支店長は、教室を通じて航空業界に興味を持ってもらい、将来の人材育成にもつなげたいとの考えを示した。

