(台北中央社)教育部(教育省)は26日、台湾の高校の校長らが先月下旬に日本各地への視察旅行を行ったと紹介した。各地域の特色ある教育について理解を深めた他、台日の学校間交流や教育協力の促進を図った。
同部によれば視察は日本政府観光局(JNTO)が主催し、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が共催した。
参加者はまず東京都内で「日台教育交流意見交換会」に出席。日本の地方自治体や観光振興の関係者と共に、教育交流の計画や安全管理、カリキュラムとの融合などに関して議論を行った。
その後は12のルートに分かれて各地を訪問。東北では防災や復興に関する教育、関東では技術・職業教育と産業のつながり、南日本や離島では平和や海洋教育などについて見識を広げたという。
同部は、海外との教育交流は児童・生徒の国際的視野の育成や異文化理解の重要な手段だと言及。今回の視察が台日の教育機関・学校の相互理解を促すだけでなく、長期的な協力や交流のプラットフォームの構築にもつながるよう期待しているとの考えを示した。