台北市内で交通事故発生回数が7年連続で1位だった公館ロータリーが、通常の交差点に改修される見込みになった。台北市政府交通局は導流帯(ゼブラゾーン)で車両を誘導し、交差点内の動きを単純化するとしている。
同交差点は南北方向のルーズベルト(羅斯福)路と、台北市と北部・新北市を結ぶ福和橋につながる東西方向の基隆路が交わり、交通量が多い。交通局の謝銘鴻局長はロータリーの改修について、安全のためだと強調。年末前までにデザインを決定させたいと語った。交通管制工程処の張建華処長は、上方に高架道路があり、視界が狭いために事故率が高いとして、早急な改修の必要性を強調した。
ロータリーの地下には南北方向に信号の影響を受けないバス専用道があるが、改修に伴い埋め戻される予定。信号待ちにより渋滞が悪化する可能性について謝局長は、若干の影響があるとの見方を示しながらも、安全の方が重要だと語った。