台湾セブン-イレブン(統一超商)が、客単価の引き上げのため、規模の大きな複合型店舗の出店に注力している。4日には南部・高雄市に店舗面積が約150坪ある新店舗、愿橋店をオープンした。通常の商品に加え、店内調理した食品や生鮮食品などを取り扱っている。
同店で販売する店内調理の食品は南部・台南市のホテル、シルクスプレイス台南(台南晶英酒店)のシェフが指導した。店内にはドリンクスタンドも併設されている。
台湾セブン-イレブンを運営する統一グループ(集団)は今年4月、南部・台南市にグループ傘下のドラッグストアやスターバックスコーヒー、セブン-イレブンなどが入居する敷地面積約1500坪の商業施設をオープンした。統一の羅智先董事長(会長)は、収益や客単価が一般店舗よりも高いとし、縁とふさわしい土地があれば、大型店舗出店の戦略はやめないとしている。