北米台湾人医師協会(NATMA)は12日から20日にかけ、米国の医師33人による医師団を組んで中米ベリーズを訪れ、ボランティアで診療を行った。ベリーズは中華民国(台湾)と国交を結ぶ12カ国のうちの一つ。ジョン・ブリセーニョ首相が診療現場を訪れ、医師ら一人一人に握手して感謝を伝えた。
活動は3都市に分かれて行い、5日間で延べ1798人を診療。延べ56人には外科手術を実施した。
中央社の取材に応じた医師団の団長、許宗邦さんによれば、33人のうち10人余りが台湾人や台湾にルーツがある医師。残る約20人はボランティアの理念に共感し、普段から同協会の人道支援活動に協力してくれている、さまざまな出自の医師だという。
許さんは、活動がベリーズの人々の助けになり、貧しい人々に医療を届けられればとした上で、台湾とベリーズの外交や友情強化にもつながるよう望んでいると語った。