第26回台北映画賞(台北電影奨)の授賞式が6日、台北市内で開かれ、主演男優賞には「我、邪で邪を制す」(周処除三害)のイーサン・ルアン(阮経天)、主演女優賞には「トラブル・ガール」(小曉)のオードリー・リン(林品彤)がそれぞれ選ばれた。最多受賞は「オールド・フォックス 11歳の選択」(老狐狸)の5冠。最高賞のグランプリ(百万首賞)はドキュメンタリー映画「由島至島」(From Island to Island)が獲得した。
長編劇映画については国産映画を審査の対象とし、ドキュメンタリー、短編、アニメーション映画は国産映画または中華民国(台湾)の国籍または居留証(ARC)を持つ監督の作品が対象。今年は計271作品の応募があり、31作品がノミネートされた。
グランプリに輝いた「由島至島」は、台湾が第2次世界大戦下で大日本帝国の一部だった歴史を背景に、インタビューなどを通じて第2次世界大戦中の台湾の隠された歴史を探る作品。マレーシア出身のリャオ・カーファ(廖克発)監督が手掛けた。
卓越貢献賞は、映画看板絵師の顔振発に贈られた。