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オンラインで先住民諸語学習 全国の小中高校865校が導入/台湾

2024/01/17 18:19
南部・台南市の小学校でルカイ語の授業をオンラインで受ける児童(左)
南部・台南市の小学校でルカイ語の授業をオンラインで受ける児童(左)

原住民(先住民)諸語の学習機会を確保しようと、教育部(教育省)は2023年度から、オンライン授業の取り組みを始めている。全国の小中高校865校で採用されており、教員を確保しにくいなどの問題点を克服している。

中国福建省に近い金門県の金門高校には6人の原住民生徒が在籍しているものの、原住民が多くない金門で専門の教員を見つけるのは容易ではなかった。だが今ではオンライン授業のシステムを通じ、アミ語やブヌン語の授業を受けられるようになった。

タオ語を教える謝和英さんは、東部・台東県の離島、蘭嶼在住。頻繁に台湾本島に赴けないため、かつては蘭嶼の子供だけに教えていたが、現在はオンラインで全国各地の子供たちに教えることができるようになった。

教育部では教員やリソースを充実させ、原住民族の文化を残したいと期待を寄せている。

(陳至中/編集:齊藤啓介)

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