(宜蘭中央社)台湾北東部を走る台湾鉄路(台鉄)宜蘭線で30日、日本統治時代の1924(大正13)年の開業から100年を迎えるのを記念して蒸気機関車がけん引する特別列車が運行された。客車には300人以上の乗客が乗り込み、鉄道の旅を楽しんだ。
列車は日本統治時代に導入され、動態保存されているCT273蒸気機関車がけん引した。黒煙を上げながら汽笛を鳴らす懐かしい機関車の姿を写真に撮ろうと、沿線には多くの人が詰めかけた。
台鉄は、来年もさまざまなイベントを順次行うとして「鉄道ファンは楽しみにしていてほしい」とアピールした。
また宜蘭県史館によると、北東部・宜蘭県の宜蘭駅と羅東駅では、開業100年の歴史と文化を紹介する特別展を来年2月14日まで開催。建設時の様子を写した貴重な写真などを展示しているという。