(台北中央社)台北メトロ(MRT)は全駅の駅名標について、フォントをゴシック体に変更する作業を進めている。高齢者や認知症患者などが読みやすいようにするため。5日の報道資料で発表した。
同社はゴシック体の採用理由について、線の太さが均一で読みやすいとし、関係各所と討論を重ねて決めたと説明した。
同社による駅名のフォント変更は昨年6月から第1段階に着手。新型コロナウイルスの収束後、日本や韓国からの利用者が日増しに増えているのを受け、台北、台北101/世界貿易センター、西門、龍山寺、剣潭など観光客が多い21の重点駅で、既存の駅名の下に日本語や韓国語の表記を付け加えた。
駅名標のゴシック体採用は第2段階として実施。同社は駅構内の統一性と美しさの向上を図る他、高齢者などに優しい乗車環境を提供できればとしている。