(台北中央社)台北メトロと近鉄グループホールディングスは30日、台北市で相互送客や事業連携・協力に関する友好協定を締結した。鉄道輸送や観光などの事業で緊密な協力を進めるとしている。
台北メトロの報道資料によれば、同社の黄清信総経理(社長)は近鉄との交流について、猫空ロープウエー(台北市)と御在所ロープウエイ(三重県)の友好協定が結ばれた2018年から続いていると説明。今回の協定締結は協力が重要な節目を迎えたことを象徴するとし、さらにマルチかつ革新的な方法で実質的なプロモーション活動を促進し、レジャーや宿泊施設、百貨店などの事業分野に拡大させたいと語った。
同社の趙紹廉董事長(会長)は、近鉄は交通輸送分野で主導的地位にあり、不動産や物流、宿泊施設やレジャー施設などの産業を抱えているとし、台北メトロが学ぶ価値があると語った。
台日双方でラッピング車両も運行する。25日からは近鉄側で台北のグルメや観光スポットなどを紹介している他、11月1日からは台北メトロ文湖線で近鉄グループの関連施設や観光コンテンツをアピールする予定。
(編集:齊藤啓介)