(嘉義中央社)2009年と15年の台風で相次いで被災し、一部区間で不通となっていた南部・嘉義の阿里山林業鉄路が6日、全線復旧を果たした。午前10時には復旧区間を走る一番列車が嘉義駅から85人の乗客を乗せて出発した。
同鉄道を運営する農業部(農業省)林業・自然保育署阿里山林業鉄路・文化資産管理処の黄妙修処長は、一番列車の乗車券は発売後10分で完売し、続く約10日間の予約も1時間以内に売り切れたと話した。またサービス向上のため、機関車9両と客車48両の新造を進めており、25年以降順次営業に投入していくとした。
同処によれば、嘉義発阿里山行きの列車は途中の奮起湖で約1時間停車し、午後3時前に終点の阿里山に到着する。子供と一緒に一番列車に乗るため嘉義駅を訪れた中部・台中市の陳さんは、天気が良く、列車の旅が楽しみだと語った。